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2013年5月22日

現地の研究機関との共同研究により研究開発を加速
シンガポールに研究開発拠点を開設

アークレイ株式会社(本社:京都市中京区)は、このたびシンガポール科学技術庁(A-STAR)傘下の研究機関 「IBN※1」 と共同研究に関する契約を締結しました。研究開発のグローバル化、世界標準化を進めるとともに、中東も含めたアジア地域の医療に対するニーズをいち早く捉えた商品の企画・開発を目指します。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、シンガポール科学技術庁傘下の研究機関「IBN」と共同研究に関する契約を締結しました。アークレイグループ初めての海外での研究開発となります。シンガポールの研究機関が持つ知恵と当社の事業のノウハウ・技術を融合させ、研究から商品開発までを協力して行っていきます。

Biopolis※2 内にあるIBNの実験室に当社研究員を派遣し、共同研究を行います。IBNに所属する世界から集まった有能な研究員たちが持つ豊富な知識と経験、またBiopolisが持つ豊かな研究設備・施設環境を当社が活用し、世界に通用する研究開発機能を構築します。
共同研究は、アジア地域においてニーズの高い感染症簡易検査の研究から開始し、今後シナジー効果のある研究テーマを構築し、順次提携内容を拡大していく予定です。

アークレイは、これからも世界各国での市場ニーズやトレンドに適合した製品を迅速にお届けするため、研究開発を加速していきます。


※1  IBN = Institute of Bioengineering and Nanotechnology
シンガポール科学技術庁(A-STAR)傘下の組織の一つで、バイオエンジニアリングとナノテクノロジー分野に特化した研究機関です。先進の技術を活用した数多くの医療分野に関する研究が行われています。

※2  Biopolis
シンガポールの産業と公的バイオ医科学研究の中心とすべく設立されたクラスターです。バイオ医科学研究を促進するためのインフラとして、バイオ関係の研究所にとって必須の実験装置、診断装置、会議施設などさまざまなサービスを提供しています。公益研究機関と民間企業を合わせて40社以上が抱える2,000人の研究員がここで研究開発を行っています。4期に渡るBiopolisの最終目的は、Biopolisを4,000人のバイオ医科学研究ハブにすることです。