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アフターコロナを見据えた検査装置の活用

新型コロナウイルス遺伝子検査をはじめとした様々な遺伝子検査を院内で実施されている名古屋第一赤十字病院 細胞診分子病理診断部 郡司 昌治先生にご講演いただきましたのでご紹介いたします。(全収録時間:18分20秒)

名古屋第一赤十字病院
細胞診分子病理診断部 細胞診・分子病理検査課長
兼 検査部 病理部 輸血部 技師長職代理
郡司 昌治先生

<ご略歴>
1992年 名古屋第一赤十字病院 病理部 入職
2008年 同 病理部 細胞診検査係長
2016年 同 細胞診分子病理診断部 細胞診分子病理検査課長
2020年 同 現職

郡司 昌治先生

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時間

アフターコロナを見据えた検査装置の活用(全収録Ver) 18分20秒

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内容

時間

[1] SARS-CoV-2 遺伝子検査の院内検査状況の紹介 1日の検査は受付時間を区切って3-5回実施している。受付時間外に至急対応が発生した場合、ルーチン運用と は別にi-densy IS-5320を使用し円滑に結果報告を行っている。 2分00秒
[2] アフターコロナを見据えた検査装置選択のポイント(採算性・拡張性) 1分40秒
1)造血器腫瘍遺伝子検査での活用 骨髄増殖性腫瘍関連ではPVセット(JAK2/CALR、JAK2 ex12del)、ET・PMFセット(JAK2/CALR/MPL)、 CNL・CML(CSF3R)と所見に応じて測定するセットを使い分けている。加えてJAK2アレル量の確認は血栓症 の合併や骨髄線維症への移行を把握する上で非常に重要である。 3分36秒
2)甲状腺癌の診断補助での活用 穿刺吸引細胞診で鑑別が困難な症例、例えば乳頭癌と腺種様甲状腺種の鑑別においてBRAF遺伝子検査が有用である。染色した細胞診の標本を用いて院内で検査を実施している。 2分00秒
3)脳腫瘍の診断補助での活用 WHO2016の診断基準において遺伝子変異の有無が分類に反映され、特にIDH1/2遺伝子の有無は鑑別/診断のみならず予後予測にも重要な役割を担っている。 2分20秒
4)骨髄異形成症候群(MDS )の予後予測での活用 6遺伝子(DNMT3、NPM1、IDH1/2、ASXL1/SF3B1)のセットを使用。予後予測に重要な遺伝子を同時測定でき、将来の治療法の選択に有用な情報となる。 2分30秒
[3] アフターコロナを見据えた検査装置選択のポイント(操作性) 簡便さ が“人的誤差の軽減と精度管理”に重要であ り、 全自動やキット化 の有用性を紹介する。 3分14秒

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