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2012年3月14日

コンパクトボディでさらに使いやすさを向上
多機能の自動血球計数装置を発売

臨床検査機器・体外診断用医薬品メーカーのアークレイ株式会社(本社:京都市中京区)は、クリニックや緊急検査室向けに、新しい自動血球計数装置「スポットケム™ CL SB-1440」 を3月20日に発売します。
採血管にフタをしたまま測定できるキャップピアスと、フルカラーLCDタッチパネルを新規採用し、オペレーターの感染リスク軽減と使いやすさを両立させました。

血液一般検査は、赤血球・白血球・血小板などの増減・形状を測定することにより、貧血、炎症、感染症、白血病の有無や血液凝固機能を検査するものです。日常診療はもとより、健康診断や人間ドックでも必ず行われる、健康状態を調べるうえでとても重要な検査です。最近では、クリニックにおいても即時検査が行われており、省スペースで簡単に測定できる装置が求められています。

このたびアークレイが発売する 「スポットケム™ CL SB-1440」 は、多機能かつ使いやすさを実現したコンパクトボディの自動血球計数装置です。採血管にフタをしたまま測定できるキャップピアスと、フルカラーLCDタッチパネルの採用によりオペレーターの感染リスク軽減と使いやすさを両立させました。白血球3分類を含む18項目をその場ですぐに測定でき、クリニックや緊急検査室などでの血液一般検査をサポートします。

アークレイは、これからも医療現場のニーズに対応できる商品のラインナップを充実させていきます。


主な特長

「スポットケム™ CL SB-1440」
●キャップピアスによるクローズドモード測定
採血管にフタをしたまま測定できるクローズドモードと、容器の形状にこだわらずに測定できるオープンモードの2通りの測定モードが選べます。

●フルカラーLCDタッチパネル採用
すべての数値データをひとつの画面に見やすく配置。操作性も向上しました。

●18項目を60秒で測定
白血球3分類を含む18項目を、60秒(オープンモード)で測定できます。

●メンテナンスフリー
電気的ツマリ除去機能、自動洗浄機能を搭載し、メンテナンスの手間がかかりません。

●微量血検体での測定も対応
血液量10μLの微量血検体でも測定ができます。
小児や新生児など、採血が難しい場合に対応できます。

商品概要

1.名称
自動血球計数装置 スポットケム™ CL SB-1440
2.発売日
2012年3月20日(火)
3.仕様
 
  測定対象
全血
  測定項目
WBC、LY%、MO%、GR%、LY、MO、GR、RBC、HGB、HCT、MCV、
MCH、MCHC、RDW、PLT、PCT、MPV、PDW  計18項目
  測定原理
血球数:電気抵抗検出法
ヘモグロビン:比色法
ヘマトクリット:RBCヒストグラムより計算
白血球分類:WBCヒストグラムより計算
  処理速度
オープンモード:60秒以内/検体
クローズドモード:90秒以内/検体
  必要検体量
通常モード:30μL
前希釈モード:10または20μL(選択)
キャピラリモード:10μL
  表示器
5.7型バックライト付フルカラーLCD
タッチキー付 240×320dot
  データ記憶量
測定データ400検体、ヒストグラム50検体
  外部出力
RS-232C準拠
  測定環境条件
温度15~30℃、湿度30~85%RH(非結露)
  電源
AC100V 50/60Hz
  外形寸法
230mm(幅)×450mm(奥行)×383mm(高さ)
  重量
約18kg
4.販売価格
3,850,000円 (税込 4,042,500円)
5.医療機器届出番号
13B1X00206000318
6.クラス分類
クラスⅠ(一般医療機器)/特定保守管理医療機器

この商品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。

※本商品の製造販売元:日本光電工業株式会社