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2017年1月4日

- 2017年 年頭挨拶要旨- (社員向け年頭挨拶)

アークレイ株式会社(本社:京都市中京区)は、1月4日午前9時より京都研究所にて2017年の年頭朝礼を開催しました。社長の松田から社員に向けた年頭挨拶の要旨を、以下にお知らせします。

今年は、海外、日本国内ともに、これまで以上に新たな事業や領域へ挑戦し、大きく飛躍する年となるよう、気を引き締め、各部門・部署で目標達成に向けて、邁進してほしい。

アークレイが今後成長を続けるために描く戦略の中核は、「既存事業の維持・拡大」「新規事業の創出」「M&A・事業提携の推進」の三本柱だ。
既存の臨床検査事業では、各検査領域でのシェアアップが不可欠であり、主力のヘモグロビンA1cや尿検査装置においては、さらなるシェア拡大に向けて活動を強化する。
また昨年、「唾液検査装置」という画期的な製品投入をもって参入した歯科医療業界では、さらなる事業拡大を目指す。口腔内だけではなく身体全体の検査ができるように、トータルサポートを行っていく。
今年は、糖尿病検査、遺伝子検査、感染症検査や動物医療といった各領域において、新たな診断システムを投入していく。 各領域に対する新製品の投入も不可欠であり、開発のスピードを加速してもらいたい。これら武器となる製品を、一日も早く市場へ提供できるよう、各所が連携を取って進めてもらいたい。 海外では、生産拠点、販売拠点の拡充を急ぐ。特に市場の大きい米国・中国拠点を整備し、生産拡大やシェアアップにつなげる。また東南アジアでの販売拠点の拡充・稼動も急ぐ考えだ。

昨今のAI(人工知能)に関する報道などからもわかるように、技術の進歩は急速に進んでいる。それにより、仕事の多くが淘汰され、今後は想像もしなかった仕事が登場することになる。技術革新による仕事の変化だ。 我々の業界でも、この数十年で技術革新により人の技術や経験に頼っていた検査で自動化が急速に進み、検査に対するニーズも変化していることは明白である。このような業界の変化に対して、我々もスピードをもって変化する必要がある。

これからは来るべき変化に備え、自らが先に変化しておくことを肝に銘じてもらいたい。これまでの思考、仕事のやり方やスタイルではいずれ時代に取り残される。だからこそ、先読みして自ら仕事のやり方やスタイルを変えていくことが肝要である。それが変革である。「今までとやり方を変える」「より難易度の高い仕事や、より高い目標に挑戦する」「受動的から能動的へ」、いま一度この意味を考え、現状を打破し、成果をつかみとろう。

2017年1月4日
アークレイ株式会社
代表取締役 執行役員社長 松田 猛