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2019年4月1日

2019年 入社式挨拶要旨

アークレイ株式会社は、4月1日午前10時より本社・京都研究所にて2019年の入社式を開催しました。社長の松田から新入社員に向けた挨拶の要旨を、以下にお知らせします。

今日皆さんは、全世界で2,600名を超えるアークレイグループの一員となった。医療の進化とともに歩んできた アークレイも、来年2020年には60周年を迎える。厳しい競争と市場の変化に晒されながらも、60年もの長きにわたり、会社が存続し続けることは決してたやすいことではない。いまでは世界80カ国以上に製品・サービスをお届けしているが、医療現場への貢献、さらには世界中の人びとの健康な生活に貢献するという使命をまっとうするため、皆さんにはアークレイの次世代を牽引する人材に育ってほしいと願っている。一人ひとりが持つ力を十分に発揮してもらうため、私が期待することを3つお話しする。

第一に、社会人としての基礎をしっかりと身につけてもらいたい。挨拶をする、時間を守る、整理整頓を徹底するなど、人として、社会人として恥ずかしくない基礎を築いてほしい。

第二に、コミュニケーション力(「伝える力」「聞く力」)を磨いてほしい。現在スマートフォンを筆頭にさまざまな情報伝達ツールが発達する一方、人と人との関係は希薄になりがちだといわれている。しかし、ビジネスはいかにITが進化しようとも最後は人と人で進めていくものだ。

第三に、自ら主体的に考え、失敗を恐れず挑戦してほしい。会社の方向性を理解し、自分の役割を考え、主体的に動いてほしい。途中挫折することもあるだろうが、あきらめてしまえば、成果はゼロどころかマイナスだ。

我々の業界を取り巻く環境も、徐々に変化している。世界に目を向けると、中国やインド、アフリカなど経済発展が著しい国や地域において、医療に関するニーズが勢いを増している。今後、これらの国や地域でビジネスを拡大するためには、過去の慣習や考えとは異なる視点を取り入れ、柔軟かつスピーディーに対応していくことが必要だと感じている。皆さんはオープンな発想と行動力を存分に発揮し、アークレイに新しい風を吹き込んでくれると期待している。

最後に、私の信条でもある名言を贈る。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。上杉鷹山の言葉で、「何事もやればできる。もしできないことがあるのなら、それはやろうとしていないだけだ」という意味だ。これから仕事に挑戦していくなかで、多くの壁にぶつかるだろう。壁を前にした時こそ、この言葉を思い返してほしい。乗り越えられない壁はない。アークレイのグループ・スピリットは「不撓不屈」。いかなる逆境においてもあきらめることなく、この精神を胸にともに歩んでいこう。

アークレイ株式会社
代表取締役 執行役員社長 松田 猛