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Cross Talk

リケジョ対談

響き合える。刺激し合える。高め合える。
チーム・リケジョ in アークレイ!

女性の社会進出が進み、理系出身の輝く女性たちが大きな注目を集めています。アークレイでもリケジョの活躍度は高まるばかり。彼女たちはどんな環境で、どんな仕事に取り組み、どこに向かおうとしているのでしょうか。2年目、5年目、6年目の3人に語り合ってもらいました。

S.R

研究開発(機械)

研究開発本部 開発六部
2016年入社
理工学 機械工学類 卒

I.Y

研究開発(試薬)

研究開発本部 開発四部
2012年入社
工学 工業化学専攻 修了

N.H

研究開発(電気)

研究開発本部 開発五部
2013年入社
基礎工学 機能創成専攻 修了

想いは同じ。
一人でも多くの患者さまのために

I.Yアークレイに入社した一番の理由は、電気、機械、試薬、それぞれの専門家がチームを組んで、互いに助け合いながら研究や開発を進めるという仕事の仕方にひかれたから。専門以外の分野にどんどん知識を広げていけそうなのが魅力的でした。とにかくいろいろなことに興味がわいて、なんでもやってみたいタイプなので、企画から商品化まで全てのフェーズを経験できるというところも気に入りましたね。

N.H私は、高専時代にインターンシップで医療機器メーカーに行き、カテーテルをつくらせてもらったことがあるんです。その時に、将来、医療機器開発を通じて社会に貢献するという道もあると気づいて、これだと思いました。だから就活では医療機器メーカー一筋。その中でアークレイは、患者さんにできるだけ負担をかけない検査機器を追究している点に共感しました。私自身、採血で痛い思いをすることもあったから、心に響いたのだと思います。

S.R私もそれに近いです。私はオープンキャンパスで非侵襲の医療検査機器に興味を持って機械系の学科に進み、就活は医療機器メーカー一本に絞っていました。学部卒ですが、研究開発職に就くことを目指してアークレイのインターンシップに参加。SMBG(自己血糖測定器)を見て小型の医療検査機器に興味が湧き、機械担当としてぜひ自分で手がけてみたいと思いました。

N.HS.Rさんは今2年目でしょ? その希望、もう叶っていますか?

S.Rはい。SMBGではないけれど、動物病院向けの卓上サイズの新商品を開発しています。機械系の担当者は私一人。電気、ソフト系のメンバーや、他チームの機械系の先輩方に相談しながら頑張ってきて、特許も1件出願できました。すでに試作品はできていて、設計したものが形になったときの、設計者にしかわからない喜びも知ることができました。

N.Hすごくいい経験をしていますね。私は入社1年目に、まだ世の中にない血液分析装置の実現に向けた新技術開発に構想段階から参画。5年目の今、その装置の商品化に向けて奮闘中です。例えば、検体の温度を仕様通りに上昇させるための基板の回路設計では、ひたすらtrial&errorを重ねて技術を確立しました。そうした努力が形になって世に出て行くまであともう一歩。まだ体験したことのないゴールに向かって、ワクワクしながら全力で走っています。

I.Y私もまず新しい尿検査試薬の可能性検討という研究段階の仕事から入って、4年目の夏から初の商品開発に取り組んでいます。新商品に用いる先例のない試薬を目指して、計画、試作、評価、解析のサイクルを回し自ら創り上げていく。大変ですけどとてもやりがいがあります。しかも、研究所を飛び出して、臨床評価のために病院を訪れたり、工場に行って試作を行ったり、提携企業に出向いて評価を行ったり。いろんな経験がしたいという入社当初の希望が叶い、開発を始めて2年余り、毎日がとても充実しています。病院での臨床評価に際してはユーザーとお話しする機会もあり、よりよい商品をお届けしたいという想いも一層強くなりました。

男女の隔てなし。
子育て支援も強化中です

S.R私は機械系なので大学時代、周囲は男性ばかり。入社しても女性の機械系技術者は少数派とわかっていたし、学部卒ということもあって、本当にやりたいことができるのかなと正直不安でした。でも、入ってみると誰一人として性別や学歴を気にしている人がないことが実感できて、ここに来て本当によかったと思いました。

N.H電気系も女性は少数派。でも、確かにそんなこと誰も気にしていませんね(笑)。先輩たちは皆さん男女関係なく後輩に対して親切で優しいから、何でも話せるし。課題に悩んで前に進めずにいると、他チームの電気系の先輩が声をかけてくれて、「こういう考え方をするとモチベーションが上がるよ」といった考え方のアドバイスもくれたりします。女性だから早く帰りなさいとかいう特別扱いがないのもある意味ありがたいです。唯一、仕事で重いものを運んだりする時だけは、「少しは気遣ってよ」と言いたくなる(笑)。それほど何もかも対等です。

I.Y試薬系は比較的女性が多くて、私の所属チームは9人中3人が女性です。当然、性別は関係なく全員対等に仕事をしています。仕事と子育てを両立されている先輩も増えてきました。週1日、定時退社の推奨日が設定されていたり、休日に出勤した場合は、必ず代休を取得する制度も実施されています。性別やライフステージに関係なくだれもがオフも大切にした働き方をできるようにしていこうという流れが生まれているのはうれしいですよね。

N.H将来的には会社に託児所をつくるプランもあるとかないとか。社内結婚ですでに出産され、実家のご両親の協力で職場復帰されている先輩から聞いたんですが、保育園探しはやはり本当に大変みたい。もし実現されたなら独身組も将来安心ですね。

S.R私は入社前から子育て支援のことが気になっていて面接の時にも質問したんです。そのとき託児所をつくる計画があると聞いて、入社に一層前向きになりました。これから入ってくる女子社員のためにも、私たちが一生懸命働いてますますハンディなく働けるようになるといいなと思います。

アークレイだから目指せる、
輝くリケジョ

I.Y今後は「これはI.Yさんに聞けばいい」と言ってもらえる分野をぜひ確立したいと思っています。それと、自分でゼロから企画書を上げてアイデアを商品化し、国内外のユーザーとその商品を通した交流がしてみたい。仕事には期日がありますが、任されていて時間の融通もきくので、プライベートももっと充実させていきたいと思っています。結婚しても、独身時代と変わらず働き続けたい。アークレイは家庭との両立が可能な職場だと思っています。

N.H私は、今のところ目の前の血液分析装置の開発を完了させることに夢中です。その後、もし研究に戻ったら、商品化の経験を活かした新規の機器につながる技術開発を目指したいですね。そして、将来的には結婚して子どもを育てながら、バリバリ仕事をこなせるエンジニアになるつもりです。

S.R私が目指すのは、常にこれを開発したいという明確な目標を持って仕事に取り組み、周りから相談されたら的確かつ私らしいアドバイスができるエンジニアになること。将来家庭をもったら「もっと家のことを」と思うことはあるかもしれないけれど、一方で、自分のために仕事をしたいという気持ちは常に持ち続けたいと思います。理想は、仕事にも家庭のことにも夢中になって取り組み楽しんでいる、輝く女性です。

「好き」なら大丈夫。
仕事も趣味も楽しもう!

N.Hこれから社会人になる理系の女子学生のみなさんも、きっとこれまで好きで楽しくて専門分野の勉強を続けてこられたと思います。そうであれば、会社選びにおいても、好きな道を“極める”ことを一番に考えることをお勧めしたいと思います。いくら休みが多くても、毎日定時後に好きなことができても、一番長時間を占める仕事自体が楽しくなければ人生の損失です。今は女性もバリバリ活躍できる時代。しんどくても頑張れる大好きな仕事を選べば、社会に貢献でき、自分も高めていけるし、何よりも「楽しいですよ」と伝えたい。

I.Y就職すれば、教わることが多かった学生時代から一変して自分で仕事を見つけてぐいぐい進めていかなければ会社にも社会にも貢献できません。私自身は、果たして自分にそんなことができるのか、とても不安でした。でも、先輩方のフォローもあってちゃんとやってこられたし、自分自身の成長を実感する日々です。だからこそ、私が伝えたいのは「心配は要らないよ」ということです。

S.R私は秋田出身なので勤務地の点ではかなり悩みました。でも、医療検査機器を創るという捨てられない夢があったのでアークレイを選び、今はとてもよかったと思っています。最近は仕事のペースもつかめ、京都の街のこともわかってきて、アマチュアの吹奏楽団に参加したり、パン教室に通ったり、ゴルフを始めたり。だから、もし同じことで悩む人があったら、「飛びこんでみて」とアドバイスしたいです。

N.H私も週1回、定時後に合唱を楽しんでいます。仕事と趣味の両方を楽しむことができると、充実感が違います。

I.Y会社自体、遊びにも全力投球ですからね。数年前にはプロのナレーターの実況中継が入る全社員参加の大運動会があったし、期末や年末の研究所内のパーティは毎年恒例、クラブや互助会のイベント企画も盛りだくさんです。社員の交流が盛んで、仕事でのチームワークにも一役買っています。私は2年目から3年間、互助会の役員を務めて社内のネットワークが大きく広がりました。オンとオフのメリハリをつけて、どちらも頑張りたいという人は、ぜひアークレイに来てください。