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2016年10月26日

ニーズが多様化する海外市場に向けて
血糖自己測定器を新発売

アークレイ株式会社は、海外に向けて血糖自己測定器「GLUCOCARD W」を2016年10月下旬より販売します。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、ニーズが多様化する海外市場に向けて新たに「GLUCOCARD W」を製品ラインアップに追加し、2016年10月下旬より販売を開始します。血糖自己測定器に関する規格である EN ISO 15197:2015※1で定められた機器の精確性やヘマトクリット※2などの干渉物質の影響に関する要求事項を満たした測定器です。

世界の糖尿病人口は増え続けており、2015年現在で4億1,500万人に上り、2040年までに6億4,200万人に増加するといわれています※3。糖尿病は、糖尿病網膜症や糖尿病腎症などの合併症を引き起こす危険があり、その予防のためには、患者さま自身が病状を正しく認識し早期から血糖値を管理することが重要といわれています。

アークレイは、1970年に世界で初めて簡易型血糖測定器の開発に成功し、以来40年以上にわたり血糖自己測定器「グルコカードシリーズ」や糖尿病管理システムの提供を通じて、糖尿病療養とその指導にあたる医療現場へのサポート、患者さまのQOL向上に尽力しております。アークレイは、今後も世界各国・地域のニーズに適応した製品を迅速に供給し、糖尿病医療の現場をサポートします。

【製品の特長】

○高精度測定
EN ISO15197:2015に準拠した精確性を保つ高精度測定を実現。ヘマトクリットの影響を補正し測定結果を出すことができます。

○迅速・簡単測定
7秒で測定することが可能です。

○微量の全血検体で測定
指先から0.5μLの微量全血検体で測定できます。

○USB接続でデータを簡単管理
USBでPCにデータを移行し、血糖管理を簡単に行うことができます。

○センサー廃棄レバーを装備
センサー廃棄レバーを押すと、使用済みのセンサーが排出されるため、血液に触れることなく、清潔・安全に使用できます。


「GLUCOCARD W」

語句解説

※1 EN ISO 15197:2015
ISO 15197は「体外検査システム-糖尿病管理における自己測定のための血糖モニタリングシステムに対する要求事項」で、血糖自己測定機器に関する規定であり、機器の性能を評価する基準として2003年より運用されています。 血糖自己測定器のさらなる精度向上のため、要求事項の厳格化が臨床現場などから求められ、改訂版であるISO 15197:2013が2013年5月に発効され、精確性について許容幅が厳しくなったほか、2003年版にはなかったヘマトクリットの影響に関する要求事項が規定されました。この改訂された国際規格を引用し、欧州ではEN ISO 15197:2015として規格化されました。

※2 ヘマトクリット
血液の中で赤血球が占める割合

※3 糖尿病患者数の推計
「糖尿病アトラス 第7版 2015 UPDATE」(2015年11月/国際糖尿病連合(IDF)より

GLUCOCARD Wの概要

名称 GLUCOCARD W
発売日 2016年10月下旬
仕様
   測定項目 血液中のグルコース
   測定範囲 10~600mg/dL(0.6~33.3mmol/L)
    必要検体量 0.5μL(全血)
   使用センサー GLUCOCARD W専用センサー
   測定時間 点着検知後7秒
   記憶データ数 500測定
   使用環境 温度:8~40℃、湿度:20~80%
   電源 3V:リチウムコイン電池×1
   外形寸法 84.0(高さ)×50.0(幅)×17.6(奥行)mm
   重量 47g
販売エリア 日本以外の全世界
※日本国内での販売予定はありません

 

この製品は「アークレイグローバルビジネス株式会社」が販売します。「アークレイグローバルビジネス株式会社」はアークレイの海外販売統括会社です。