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2017年1月11日
インフルエンザは、毎年冬季を中心に流行し多くの人が罹患する急性ウイルス性感染症で、重篤化すると 高齢者の肺炎や小児の脳炎・脳症の併発を招くなどの危険性があります。重篤化や合併症、二次感染を防ぐには医療現場での早期診断・治療開始が必須であり、発症初期での迅速検査にニーズが高まっています。
アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売するインフルエンザウイルスキット「スポットケムFLORA FluAB」は、鼻腔ぬぐい液または鼻腔吸引液中のA型、B型インフルエンザウイルス抗原の検出用キットです。専用の測定装置「スポットケムFLORA SF-5510」でのTRF法※を用いた高感度測定により、最短1.5分の早期判定が可能となりました。発症初期では判定が困難であったウイルス感染を、迅速かつ高い検出性能で見つけ出すことで、診療効率の向上や患者さまの負担軽減、インフルエンザウイルスの伝播機会の減少に役立つと考えます。
アークレイは、これからも新しい診断システムの開発を通じ、医療現場での迅速な診断・適切な治療に貢献します。
※Time Resolved Fluorescece法:時間分解蛍光法
高い検出性能
蛍光寿命が長く、ウイルスを検出しやすい蛍光波長を持つユーロピウム(Eu)を標識物質に利用したTRF法により、高い検出性能を実現。従来は体内のウイルス量が増加してからでないと感染判定が困難でしたが、ウイルス量の少ない感染の初期段階でも判定することが可能となりました。
検査時間の短縮
従来は10分以上かかっていた判定時間(当社従来機種・測定方法による)を、最短1.5分に短縮(ウイルス量の多い検体)。1.5分~6分の間の早期に陽性反応を検出した際は、最終判定(10分)前に早期判定結果
を印字し、検査時間の短縮や患者さまの待ち時間などの負担軽減につながります。
簡単・自動測定
カートリッジに前処理後の検体を滴下後、装置にテストカートリッジを挿入するだけの簡単操作で結果を自動判定します。これまで人が行っていた目視判断や時間管理は不要です。
検体の取り違え防止
カートリッジに名前や記号などの文字を記入することができ、装置で検査結果とともに読み取るため、検体の取り違え防止に役立ちます。
患者さまの負担軽減
患者さまの検体採取時の痛みを軽減すべく、毛先の柔らかなフロックスワブを同梱しています。
アークレイは、クリニックでの即時検査向けの簡易検査装置スポットケムシリーズを1988年から販売しています。「スポットケムFLORA SF-5510」 はTRF法による高感度・迅速測定を実現し、医療現場での感染症検査をサポートしています。
名称 | インフルエンザウイルスキット スポットケムFLORA Flu抗原A型/B型 | |
---|---|---|
発売日 | 2017年1月11日(水) | |
仕様 | ||
測定対象 | 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液 | |
測定項目 | インフルエンザウイルスA/B | |
測定装置 | 移動式免疫蛍光分析装置 スポットケム FLORA SF-5510 | |
測定原理 | 蛍光イムノクロマトグラフィー法+TRF法(時間分解蛍光法) | |
測定時間 | 10分/1検体(1.5分、2.5分、4分、6分で早期判定) | |
貯法 | 1~30℃ 8ヵ月 (順次18ヵ月まで延長予定) | |
包装単位 | 10テスト(テストカートリッジ、検体抽出液、フィルターノズル、チューブスタンド、滅菌綿棒) | |
販売価格 | 希望納入価格13,000円(税別) | |
承認番号 | 22800EZX00045000 | |
製品区分 | 体外診断用医薬品 | |
クラス分類 | クラスⅢ |
名称 | 移動式免疫蛍光分析装置 スポットケム FLORA SF-5510 | |
---|---|---|
仕様 | ||
測定項目 | インフルエンザウイルス抗原(A型/B型)、A群β溶血連鎖球菌抗原 | |
データ記憶量 | 通常測定:100測定、QC測定:2測定 | |
外形寸法 | 116(幅)×210(奥行)×79.8(高さ)mm | |
重量 | 約660g(乾電池含まず) |
この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。