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2019年6月21日
RSウイルス(RSV)は乳幼児期の呼吸器感染症の一般的な原因で、典型的な症状として鼻水・発熱・せきなどがあり、重症になると呼吸窮迫もみられるため、早期に原因を特定し適切な治療を開始することが求められています。日本においては、同様の呼吸器感染症を引き起こすインフルエンザと同じく冬季を中心に流行していましたが、近年では夏季より流行する傾向にあります。
アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する「スポットケムFLORA RSV」は、鼻腔ぬぐい液中のRSウイルスの検出用キットです。専用の測定装置「スポットケムFLORA SF-5510/5520」でのTRF法※を用いた高感度測定により、最短1.5分の早期判定が可能です。発症初期では判定が困難であったウイルス感染を迅速かつ高い検出性能で見つけ出すことで、診療効率の向上や患者さまの負担軽減、二次感染の減少等に役立つと考えております。
また、インフルエンザウイルス、A群β溶血連鎖球菌抗原に加え測定項目を拡充することで、より一層汎用性の高いシステムとして小児科をはじめとする医療機関の検査業務をサポートします。
アークレイは、これからも新しい診断システムの開発を通じ、医療現場での迅速な診断・適切な治療に貢献します。
※Time Resolved Fluorescence法:時間分解蛍光法
○簡単・高感度・自動測定
前処理後の検体を滴下したテストカートリッジを装置にセットするだけの簡単操作で、結果を高感度に自動判定します。
○検体の取り違え防止
カートリッジに名前やID番号などを記入することができ、装置で検査結果とともに読み取るため、検体の取り違え防止に役立ちます。
○患者さまの負担軽減
患者さまの検体採取時の痛みを軽減すべく、毛先の柔らかなフロックスワブを同梱しています。
移動式免疫蛍光分析装置「スポットケムFLORA SF-5510 / SF-5520」
蛍光寿命が長く、ウイルスを検出しやすい蛍光波長を持つユーロピウム(Eu)を標識物質に利用したTRF法により、高い検出性能を実現。従来は体内のウイルス量が増加してからでないと感染判定が困難でしたが、ウイルス量の少ない感染の初期段階でも判定することが可能となりました(最短1.5分から早期判定可能、最終判定10分/インフルエンザウイルス、RSウイルスのみ)。機種により1検体(SF-5510)から最大3検体(SF-5520)まで測定が可能です。
SF-5510
SF-5520
検査ステップ例
(テストカートリッジを挿入)
名称 | RSウイルスキット「スポットケムFLORA RSV」 | |
---|---|---|
発売日 | 2019年6月21日(金) | |
仕様 | ||
測定対象 | 鼻腔ぬぐい液 | |
測定項目 | RSウイルス抗原 | |
測定装置 | 移動式免疫蛍光分析装置 スポットケム FLORA SF-5510/SF-5520 | |
測定原理 | 蛍光イムノクロマトグラフィー法+TRF法(時間分解蛍光法) | |
測定時間 | 10分/ 検体 (1.5分、2.5分、4分、6分で早期判定) | |
貯法 | 1~30℃ 12ヵ月 | |
包装単位 | 10テスト(テストカートリッジ、検体抽出液、フィルターノズル、チューブスタンド、滅菌綿棒) | |
販売価格 | 希望納入価格12,000円(税別) | |
承認番号 | 23000EZX00060000 | |
製品区分 | 体外診断用医薬品 | |
クラス分類 | クラスⅢ |
この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。