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緊急検査・即時検査のニーズにこたえる
世界最小^※・ポケットサイズの血中アンモニア測定装置

臨床検査機器・体外診断用医薬品メーカーのアークレイ株式会社は、
血中アンモニア測定装置「ポケットケム™ BA(ﾋﾞｰｴｰ)　PA(ﾋﾟｰｴｰ)-4140」を4月10日に発売します。
携帯性に優れた世界最小・最軽量^※の装置で、緊急検査や即時検査のニーズにこたえます。

血中アンモニア測定は、意識障害における鑑別診断に必要な検査です。肝疾患の病態把握、肝性脳症・肝性昏睡の予知、経過観察を行ううえで重要であるとともに、小児科においては先天性の代謝異常を鑑別するために不可欠な検査となっています。緊急検査・即時検査でのニーズが高く、緊急外来や被災地などで測定が必要とされています。

「ポケットケム™ BA　PA-4140」は、軽量・コンパクトで携帯性に優れており、全血検体に 前処理を加えることなく採血後すぐに測定することができます。電源は乾電池の使用が可 能で、水を使わないドライケミストリー方式の試薬を採用しているため使用場所を選ばず、 緊急検査・即時検査のニーズにこたえる仕様となっています。また、測定結果は50テスト まで記憶でき、シリアル通信機能を搭載しているので測定結果をパソコンで管理できます。 別売りの専用プリンタでプリントアウトも可能です。 アークレイは、これからも緊急検査のニーズに対応できる商品ラインアップを充実させていきます。

＜主な特長＞ ●軽量・コンパクト設計 ・分析部本体と専用プリンタ（オプション）が分離可能 ・本体重量は約150g ・白衣のポケットに入るコンパクトサイズ ●測定場所を選ばない ・水を使わないドライケミストリー方式 ・電源は単三乾電池2本の使用（ACアダプタも可能） ・電池1回の交換で連続1,000回の測定が可能 （前機種の約5倍長持ち） ●手間の要らないメンテナンス ・日常のメンテナンスはストリップホルダーの水洗いのみ ・ランプ交換不要（測定用の光源にLEDを採用）

背景

血中アンモニア測定では、血液を採取後放置するとアンモニアが産生され、測定値が高くるため、採血後ただちに測定できるシステムが望まれます。アークレイは、1988年に水を使わないドライケミストリー技術を用いた血中アンモニア測定装置を発売し、現場のニーズにこたえてきました。
今回発売する「ポケットケム™ BA　PA-4140」は、さらに使い勝手を考慮し、携帯性に優れたコンパクト設計を実現しました。

臨床的意義

アンモニアは、摂取した食物の蛋白質などから生成される分解産物で毒性を有しますが、肝臓で毒性の低い尿素に変換され、尿中に排泄されます。劇症肝炎などの肝機能障害や肝硬変、先天性代謝異常などがあると、血液中のアンモニア濃度は上昇します。
血中アンモニア濃度が異常高値となる状態（高アンモニア血症）は、劇症肝炎などの重度の肝機能障害や肝硬変などによりアンモニアの処理が低下した場合に発生し、肝性脳症・肝性昏睡を引き起こします。このように昏睡について緊急の判断を要する場合に、血中アンモニア測定は有効です。したがって血中アンモニア測定は、意識障害における鑑別診断、肝疾患の病態把握、肝性脳症・肝性昏睡の予知、経過観察に重要であるとともに、小児科においても先天性の代謝異常を鑑別するために不可欠な検査といえます。

商品概要

この商品は「アークレイマーケティング株式会社」(*)が販売します。
*「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。