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スギ花粉、タマゴアレルギーなど検査項目追加
迅速検査で小児科診療のニーズに応える

また、小児ぜんそくの有病者数は日本の児童生徒で73万人に及び^※２、その多くはペットの毛や花粉などで発症しています。これら吸入系のアレルゲンに関しても、早期の診断で根気よく治療を行い、症状の悪化を防ぐことが大切です。

しかし、現在小児科診療のアレルギー検査は約90%が外注されており、検査から診断・治療開始までに時間を要します。一方、クリニックでの従来の測定は目視判定なので、判定に個人差が生じたり、結果をカルテに手書きしなければならない煩わしさや転記ミスのリスクがありました。

スポットケム　i-Line IgE(アイライン アイジーイー)シリーズは、アレルギー検査を1項目あたり20分で測定いたします。
●食物系アレルギー　ランパク（卵白）、ランオウ（卵黄）、オボムコイド（耐熱性蛋白）^２）、ミルク、コムギ
●吸入系アレルギー　ネコフケ、スギ　 　　　※近日中に、ヤケヒョウヒダニも発売予定
20μLの血液（米粒大程度）で一度に最大5項目を測定でき、6段階のランク表示で結果が得られます。
外注検査に比べて採血による患者の負担を軽減し、機器による判定で検査結果の個人差を防ぎます。

◆A群溶連菌感染症検査薬 スポットケム i-Line StrepA(アイライン ストレップエー)
A群溶連菌は急性咽頭炎や扁桃腺炎の原因菌のひとつです。　高熱と咽喉の痛みを伴い、舌の表面が赤くブツブツになるいちご舌といわれる症状がみられる場合もあります。まれに急性腎炎やリウマチ熱を引き起こすため、早期に診断し抗生物質を投与することが重要です。特に5歳から15歳の子供が感染しやすく、インフルエンザに続き小児科ではニーズの高い感染症検査項目です。

スポットケム i-Line StrepA(アイライン ストレップエー)は、A群溶連菌（A群ベータ溶血連鎖球菌抗原）を喉頭ぬぐい液を用いて10分で測定します。
小型迅速検査装置での測定は、国内で初めてです。

スポットケムIL SL-4720専用試薬として、これまでにインフルエンザ検査薬　スポットケム i-Line FluAB(アイライン フルエービー)とCRP検査薬スポットケム i-Line CRP(アイライン シーアールピー)を発売しています。いずれも、簡便・迅速に検査結果が得られ、すぐに適切な治療にかかれます。アークレイは、これからも医療現場のニーズに対応できる商品ラインアップを充実させていきます。

※1　EbisawaM. SugizakiC: Allergy Clin Immunol 2008:121:912
※2　文部科学省アレルギー疾患に関する調査研究委員会　アレルギーに関する調査研究報告書2007

語句説明

商品概要

これらの商品は、アークレイの国内販売統括会社　「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。