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2011年8月25日
近年の研究で、内臓脂肪の蓄積が、脂質、血圧、血糖などに大きな影響を及ぼし、生活習慣病の発症、さらには動脈硬化性疾患のリスクを高める要因となることが報告されています。現在、内臓脂肪蓄積の確定診断にはX線CT装置が使用されていますが、X線CT装置は高価であるうえに操作には専門の資格と技術が必要であり、どこでも簡単に検査できるわけではありません。また被曝リスクを伴うため、内臓脂肪を頻繁に確認することができず生活習慣病の予防、改善、治療において大きな制限となっていました。
アークレイがこのたび販売する「HDS-2000 < DUALSCAN(デュアルスキャン) >」は、体に電流を流すことによって内臓脂肪面積を算出する、被曝リスクのない高性能な装置です。オムロン社独自のデュアルインピーダンス法※により、簡単・安全にX線CT装置と相関の高い正確な内臓脂肪面積の算出を可能にしました。本装置の普及により、内臓脂肪測定の日常化が実現でき、肥満を伴う生活習慣病患者への指導や治療のフォローアップに役立てることができます。
※「デュアルインピーダンス法」について
腹部皮下脂肪は腹部の表皮に近い部分、内臓脂肪は腹部深部の内臓周りに付着しています。デュアルインピーダンス法とは、2つの経路から電流を流すことで内臓脂肪と腹部皮下脂肪の識別を実現したオムロン社独自の技術です。これにより、世界で初めてインピーダンス法による内臓脂肪面積の算出を可能としました。
<主な特長>
●X線CT装置と良好な相関で安全に内臓脂肪面積を算出
デュアルインピーダンス法により2つの経路から電流を流す
ことで、内臓脂肪と腹部皮下脂肪の識別を実現。X線CT装置
と相関の高い内臓脂肪面積の算出が可能になりました。
●検査結果は、わかりやすいレポートで出力
検査結果は、内臓脂肪面積が数値で分かるほか、内臓脂肪
面積が視覚的にひと目で分かるグラフや腹部の状態を断面
イメージ図で表示することができ、受診者に内臓脂肪の蓄積
状況を分かりやすく説明することができます。
●短時間で簡単に測定可能
測定は5分以内。測定ユニットと電極を腹部や手足につけて
スタートボタンを押すだけなので、特別なトレーニングや知識
は必要ありません。
・検査結果レポート(専用シートにその場で出力されます)
・デュアルスキャンによる測定方法
①「腹部測定ユニット」で、腹部の形状(縦幅・横幅)を認識し、腹部全断面積を算出します。
②手足につけた電極より微弱な電流を流し、その際に生じた腹部のインピーダンスを計測し、脂肪以外
(筋肉や臓器など)の面積を算出します。
③腹部につけた電極間に微弱な電流を流します。腹部表皮から電流を流すことで、表皮に近い腹部皮下脂肪に電流が流れるため、その際に生じた腹部インピーダンスにより、腹部皮下脂肪面積を算出します。
④①で求めた腹部全体の面積から、②で求めた脂肪以外の面積、③で求めた腹部皮下脂肪面積を引き、
内臓脂肪面積を算出します。
※本体一式/専用架台/プリンタの標準構成価格
この商品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。