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2013年5月14日
CKDとは、腎臓の機能低下や蛋白尿が継続的に持続する病態を指し、腎不全への移行や透析導入だけでなく、心管疾患を併発するリスクも高いと言われています。日本国内の患者数は1,330万人※2 (20歳以上の
成人の8人に1人)と推計されており、近年は新たな国民病として問題となっています。
CKDの治療においては早期発見が大切であり、そこで重要な役割を担っているのが定期的な尿検査(尿定性検査※3)です。尿定性検査による尿蛋白や尿中微量アルブミンの測定は、CKDのスクリーニングに有効に活用され、検査ニーズもさらに高まっています。
このたびアークレイが発売する「オーションマックス AX-4060」 は、既存機種の高い基本性能をそのまま継承し、検査現場のニーズに応える新たな機能を追加した全自動尿分析装置です。
カラータッチパネルの採用により操作性を高め、また1mLの微量検体で測定できるモードを搭載し、使いやすさを向上させました。さらに、尿蛋白と尿中微量アルブミンを全自動で測定することができ、CKDの早期発見に有用な尿定性検査結果を提供します。
アークレイは、1972年に世界で初めて尿検査の自動化を成功させて以来、約40年にわたり全自動の尿定性検査装置や尿試験紙、検査データ管理システムを市場に送り出してまいりました。これからも新たなソリューションを提供し、検査の現場をサポートします。
※1 | CKD=Chronic Kidney Disease 慢性的な腎臓障害を指します。高血圧や糖尿病などの 生活習慣病やメタボリックシンドロームとの関連も 深く、CKDで腎臓の機能が低下し続けることで、 さまざまなリスクが発生します。 |
※2 | 日本腎臓学会 「CKD診療ガイド2012」 より |
※3 | 試験紙を尿に浸すことによって検査するもので、 尿たんぱく・尿糖・潜血などを測定します。 |
本製品は、第62回日本医学検査学会
(2013年5月18日~19日/高松市)にて
展示します。
●CKDの早期発見に有用な「尿蛋白」と「尿中微量アルブミン」の測定が可能
精度の高い腎疾患スクリーニングが可能です。
●高性能の全自動測定と高度な情報処理能力
サンプルラックに検体(尿)をセットしてSTARTキーを押すだけの操作で測定ができます。
また2,700回分の測定結果を記憶するので、必要な結果を簡単にまとめて出力できます。
●高精度で微量検体(尿)が測定できる"点着方式"
検体(尿)はノズルで吸引され、各試験紙に定量点着されますので、
少量検体(最低量2mL)でも無理なく測定できます。
さらに通常の半分の量(1mL)で測定できる「微量モード」を搭載しました。
●操作性に優れたカラータッチパネル
操作パネルに7インチカラータッチパネルを採用し、
測定結果や装置の状態、操作方法を日本語の
メッセージで表示します。
名称 | 全自動尿分析装置 「オーションマックスTM AX-4060」 |
---|---|
発売日 | 2013年5月29日(水) ※受注開始 |
仕様 | |
測定対象 | 尿 |
測定項目 | Glu、Pro、Bld、Bil、Uro、pH、Ket、Nit、Leu、Cre、Alb 比重、色調、濁度(装置)、(演算項目Pro/Cre比、Alb/Cre比) 最大同時13項目 |
使用試験紙 | ユリフレットS-Uシリーズ、オーションスティックス10PA |
試験紙反応時間 | 約60秒 |
試験紙収納数 | 最大400枚 (200枚×2フィーダ) |
必要検体量 | 2mL以上 (微量モード 1mL以上) |
処理速度 | 最大225検体/時間 |
データ記憶数 | 通常測定2,700テスト分 |
表示器 | 7インチWVGAカラータッチパネル |
外形寸法 | 530(幅)×530(奥行)×550(高さ)mm |
重量 | 約40kg (本体およびサンプラーユニット) |
消費電力 | 最大150VA以下 |
販売価格 | 希望納入価格 7,800,000円(税別) |
承認番号 | 25B1X00001000038 |
分類 | クラスⅠ(一般医療機器) / 特定保守管理医療機器 |
この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。