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2013年9月6日

自動核酸精製装置の販売開始
遺伝子検査の作業効率アップに貢献

アークレイ株式会社は、プロメガ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:上田昌宏)とパーソナル自動核酸抽出機「Maxwell®16」ならびに専用試薬の販売協力契約を締結しましたので、お知らせします。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、このたびプロメガ株式会社と販売協力契約を締結し、自動核酸抽出機「Maxwell 16」を販売します。「Maxwell 16」は専用試薬を使用し、遺伝子関連検査におけるDNA(デオキシリボ核酸)の抽出・精製を短時間で実現する小型・卓上サイズの装置です。

医療現場における遺伝子関連検査のニーズは年々高まっており、なかでもがん遺伝子に関する検査は、遺伝子変異による抗がん剤の効能予測などに役立てられ、迅速な治療方針の決定や患者さまの副作用軽減、医療費の削減などに寄与すると、大きな期待が寄せられています。
しかしその一方、実際の検査現場では、遺伝子関連検査の前段階作業である核酸抽出・精製の煩雑さや費やす時間の長さに負担を感じ、検査の導入を見送るケースも多いという実態があります。

「Maxwell 16」は、一般的な核酸抽出・精製作業において、担当者がかかりきりで2~3時間費やしていた工程を、数分の簡単な操作と全自動処理により30~40分に低減でき、検査効率を大幅にアップすることが可能です。また、小型の省スペース設計のため、余分な検査スペースを取ることなく設置することができます。

アークレイは遺伝子解析装置「i-densy IS-5320」を販売していますが、今回の販売協力契約の締結により、 遺伝子関連検査のさらなる簡便・省力化に貢献し、検査現場をサポートします。


※) ・FFPE Tissue DNA Purification Kit 一般的な病理検査に用いられるFFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)組織からの核酸抽出・精製試薬
  ・FFPE Plus LEV DNA Purification Kit         〃
  ・LEV Blood DNA Purification Kit 血液(全血)検体からの核酸抽出・精製試薬

【主な特長】


パーソナル自動核酸抽出機「Maxwell®16」
○簡単操作・迅速処理
FFPE組織からの核酸抽出・精製工程を全自動で行うことが可能です。工程に費やす時間は30~40分と、作業にかかる手間と時間を大幅に低減できます。
○省スペース設計
小型(幅32.6×奥行43.8×高さ32.7cm)の卓上サイズボディで、病院内の小スペースでも場所を取ることなく設置できます。
○最大16検体を同時処理
最大で16検体を同時に処理することが可能で、作業効率のアップにつながります。



精製工程

4ステップの操作で、簡単かつ迅速に核酸を抽出・精製することが可能です。


プロメガ株式会社について

主に遺伝子、タンパク質、細胞などに関わる研究用機器・試薬におけるマーケットリーダーとして、約130ヶ国で2,500種以上の製品を販売するプロメガグループの日本法人として1995年2月に設立。本社は米国で、世界15ヶ国に支社を持ち、50以上の代理店による販売・サポートを行っています。


パーソナル自動核酸抽出機「Maxwell®16」の概要

販売名 Maxwell®16
仕様  
   処理時間 30~40分(アプリケーションに依存)
   サンプル量 FFPE組織切片1~5枚(10μm厚)または全血300μL
   サンプル数 最大16 サンプル
   溶出量 標準50μL
   重量 18.9kg
   寸法(幅×奥行×高さ) 326 × 438 × 327mm
   電力 100-240VAC, 50-60Hz, 2.1A
販売価格 2,000,000円(希望納入価格)

この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。