Please select your Region.
Please select your Region.
2015年1月5日
昨年は売上目標を達成することができ、各部門、そして各人の努力に対し、改めて感謝の意を表したい。しかし、今後の経済状況や当社を取り巻く環境を鑑みるとけっして楽観視できず、持続的成長へ向けて手を緩めることなく改革を続ける。
海外・国内ともに外部環境の急激な変化の下、持続的成長のための一手として、新たな事業の拡大、新たな地域への進出は不可欠だ。
昨年は、中国・平湖市の中国第二工場の設立やインドSpan Diagnosticsからの事業譲渡、フィリピン営業拠点の開設と、開発・製造・販売のそれぞれで、海外展開を積極的に推し進めた。今年はこれら地域での活動を活発化するとともに、新興国をはじめとする各国のトレンドやニーズに適合した製品を迅速に市場に送り出すための体制構築を図り、海外事業をさらに拡大する。
また、事業拡大の要として、がん診断システムの実用化を目指したマイクロRNA測定システムの開発や、遺伝子や生活習慣病、美容、動物医療での商品開発の推進など、研究開発型企業としてアークレイがこれまで構築したコア技術を活かした新しい領域での製品開発を推進することは言うまでもない。
今年は創立55周年の節目の年。社員一人ひとりが、意識高く、目標高く業務を遂行し、一歩先の高いハードルへ挑戦した先に、アークレイグループのさらなる成長があると確信している。
さらなる成長を目指し、「着眼大局、着手小局」の考えで、自分の仕事を少し上の立場で俯瞰し、創造的かつ質の高い仕事に取り組んでもらいたい。成長や成功は挑戦の先にしかなく、「思わな成らん」の精神で、より高い山の頂を目指し、歩を進めてもらいたい。
アークレイ株式会社
代表取締役 執行役員社長 松田 猛