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2015年8月5日

自動核酸抽出機と専用試薬の販売を開始
院内遺伝子検査のトータルサポートを実現

アークレイ株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役 執行役員社長:松田 猛)は、8月8日よりプロメガ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:上田 昌宏)が製造販売するパーソナル自動核酸抽出機「Maxwell®RSC」と専用試薬を販売します。遺伝子検査における核酸抽出から解析、結果報告まで作業工程をトータルにサポートすることで、検査の簡便化・効率化に貢献します。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、自動核酸抽出機「Maxwell」と専用試薬シリーズの販売について、プロメガ社と販売協力契約を締結し、2013年に「Maxwell®16」の販売を開始しました。
このたび販売を開始する「Maxwell RSC」は「Maxwell 16」の後継機で、専用試薬を使用し遺伝子関連検査におけるDNAおよびRNAの抽出・精製を短時間で実現する小型・卓上サイズの装置です。

従来機「Maxwell 16」の高処理能力はそのままに、付属の核酸定量装置「Quantus Fluorometer」に接続することで、抽出された核酸の濃度を定量し、その結果をオペレーションPCに集積することが可能です。また、バーコードリーダー(オプション)を用いて検体番号を管理することで、検体の取り違え防止につながります。

アークレイは、「遺伝子検査をもっと身近に」をコンセプトに、遺伝子解析装置「i-densy IS-5320」や遺伝子解析補助システム「MEQNET iDia」など、院内での遺伝子関連検査をトータルにサポートする製品を揃えています。「Maxwell RSC」による核酸抽出から「i-densy IS-5320」による増幅・検出、そして「MEQNET iDia」での結果解析・報告書作成まで、遺伝子関連検査における作業工程の簡便化・省力化を実現します。
アークレイは、今後も遺伝子関連検査の製品ラインナップ拡充やトータルサポートにより、検査のさらなる普及や個別化医療の推進に貢献します。

※検査情報の一元管理や解析結果判定のサポート、検査報告書の自動作成など、遺伝子関連検査の煩雑な作業を補助するシステム

【主な特長】

○簡単操作
付属のオペレーションPC(タブレット端末)の タッチスクリーンで、検体のセットから抽出までの操作を簡単に実施できます。

○最大16検体を同時に迅速処理
最大16検体を最短30分で処理できます。

○コンパクト設計
小型(幅33×奥行34.5×高さ30cm)の卓上サイズで、病院内の小スペースでも場所を取ることなく設置できます。従来機と比較し、軽量・コンパクト化を図りました。

○定量結果まで一括管理
Quantus Fluorometerを接続することで、すべての検体データを1つの報告書で管理できます。


(左)核酸定量装置「Quantus Fluorometer」
(上)オペレーションPC(タブレット端末)
(下)パーソナル自動核酸抽出機「Maxwell RSC」

関連製品


遺伝子解析装置「i-densy IS-5320」


UDPグルクロン酸転移酵素(UGT1A1)遺伝子多型キット
「アイデンシーパックUGT1A1(*28/*6)」

パーソナル自動核酸抽出機「Maxwell RSC」の概要

販売名 Maxwell RSC
発売日 2015年8月8日(土)
仕  様
   処理時間 30~60分(キットやサンプル種に依存)
   サンプル数 最大16サンプル
   溶出量 標準50~100μL
   重量 11kg
   寸法 330(幅)×345(奥行)×300(高さ)mm(タブレットPCの高さ除く)
   電力 100-240VAC,50/60Hz,2.5A
   バーコードリーダー オプションで接続可
   操作方法 オペレーションPC(タブレット端末:Windows)
販売価格 希望納入価格2,800,000円(税別)

 

この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。