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2016年1月4日

2016年 年頭挨拶要旨
(社員向け年頭挨拶)

今年は、海外、日本国内ともに、新たな事業や領域へ挑戦し、正念場の一年となる。大きく飛躍する年となるよう、気を引き締め、各部門・部署で目標達成に向けて、邁進してほしい。

アークレイが今後成長を続けるために描く戦略の中核は、「既存事業の維持・拡大」「新規事業の創出」「M &A・事業提携の推進」の三本柱だ。
この基本戦略をベースに、今年はフィリピン工場で体外診断用医薬品に加え、検査機器の製造を開始する。アークレイグループの基幹工場としての役割を強化するとともに、自社製品以外の他社製品の受託製造事業などを積極的に推し進め、事業の拡大を図りたい。

また国内では、既存事業の新展開として、糖尿病検査の新製品開発に力を入れる。これまでにない画期的な製品開発を目指し、研究から開発へステージも移行した。向こう4~5年以内の開発完了を目指す。
動物医療事業では、「thinka」ブランドの製品アイテム拡充を図り、年内に3~4製品を上市する。また、他社との協業による「検査」の業態を超えた新たなサービスの開始も控える。動物医療・ペットに関わる人びとをつなぐ、新たなビジネスモデルの早期立ち上げを目指す。
また、新規事業の創出として、これまで当社が未開拓であった領域で、検査事業を展開する。市場は大きく、事業拡大の可能性を秘めており、将来的には糖尿病検査事業に並ぶ基盤事業の柱に育てたい。

これら施策を推し進めるにあたり、いまアークレイに欠けているのは、盤石な基盤の構築である。事業所や人員数は年々増加の一途を辿っているが、実際の組織運営システムや仕事の進め方は、旧態依然としている。今年は、組織や制度面もドラスティックな変革を図り、成長に向けての一歩を踏み出す。経営陣も社員も、全員がその意味を理解し、意識変革、行動変革につなげてもらいたい。


2016年1月4日
アークレイ株式会社
代表取締役 執行役員社長 松田 猛