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2016年5月26日

尿検査業務の効率化をサポート
卓上タイプの尿分注装置を新発売

アークレイ株式会社は、全自動尿分注装置「オーションディスペンサー UD-9440」を2016年5月26日(木) に発売します。卓上タイプの尿分注・搬送システムで、検査センターや総合病院などの尿検査業務の効率化をサポートします。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する全自動尿分注装置「オーションディスペンサー UD-9440」は、卓上タイプの尿分注・搬送システムです。

尿カップのバーコードを読み取り、カップ搬送ユニットに置くだけの簡単作業で、攪拌、スピッツ管への分注、ラベリングを自動で行います。また、全自動尿分析装置「オーションマックス AX-4060」と搬送接続し、自動で分析をスタートできます。そのほか、検査オーダーに応じて、スピッツ管に分注する量や本数を適宜変更することも可能です。

尿検査は手作業が多いのが現状ですが、これにより煩雑な作業が省け検査の効率化が図れます。また、オートラベリング機能で検体の取り違えを未然に防ぐことができるため、医療事故リスクの軽減にも寄与します。

アークレイは、1972年に世界初の尿検査の自動化に成功して以来、40年以上にわたり全自動の尿定性検査装置や尿試験紙、検査データ管理システムを市場に提供してきました。アークレイは今後も尿検査分野で付加価値の高い製品開発を進め、尿検査の効率化に貢献します。

【特長】

○省スペース設計

作業台にそのまま設置できる卓上タイプのため、余分なスペースを取りません。

○尿定性検査装置と搬送接続

全自動尿分析装置オーションマックス AX-4060と搬送接続が可能で、検査業務を効率化します。

○簡単作業

尿カップのバーコードを読み取り、カップ搬送ユニットに置くだけの簡単な作業で、攪拌、分注、ラベリングから搬送まで自動で行います。

○検体の取り違え防止

オートラベリング機能で、検体の取り違えを防止します。

語句解説

※尿定性検査
尿検査は、一次的な検査として行われる尿試験紙を用いた尿定性検査と、細胞や細菌など尿中の有形成分を測定する尿沈渣(ちんさ)検査に分けられます。尿定性検査では、尿蛋白・尿糖・潜血などを測定します。

オーションディスペンサー UD-9440の概要

名称 全自動尿分注装置 「オーションディスペンサー UD-9440」
発売日 2016年5月26日(木)
仕様
   分注対象 尿
   処理速度 約150検体/時間(検体攪拌を実施しない場合)
   分注量 2~12mL(1mLごとに設定が可能)
   分注本数 1検体につき1~5本の設定が可能
   必要検体量 使用カップに約52mL(高さ80mmの尿カップを使用時)
   スピッツ管架設数 最大150本(サイドサンプラに架設)
   尿カップ架設数 5~10カップ(カップ搬送ユニットの長さにより変更可能)
   検体容器 尿カップ、スピッツ管
   ラベルプリンタ仕様 ダイレクトサーマル方式
   ラベルサイズ 50 × 30mm
   バーコード Code39、NW-7、JAN13、JAN8、ITF、Code128
   動作環境条件 温度:10~30℃、湿度:30~60%R.H.(非結露)
   外部出力 RS-232C、Ethernet(オプション)
   接続装置 AX-4060
   外形寸法 1,050(幅)× 930(奥行)× 720(高さ)mm(カップ搬送ユニットを含まず)
   重量 本体:約86㎏、サイドサンプラ:約8㎏、カップ搬送ユニット:約22㎏
   電源 AC100V 50/60Hz
   消費電力 最大360VA
販売価格 希望納入価格9,800,000円(税別)

この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。