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2018年4月2日

2018年 入社式挨拶要旨

アークレイ株式会社は、4月2日午前10時より京都研究所にて2018年の入社式を開催しました。社長の松田から新入社員に向けた挨拶の要旨を、以下にお知らせします。

今日から、社会人として第一歩を踏み出すにあたり、今抱いている夢や希望、志を忘れずに持ち続けて欲しい。各人がアークレイでその力を十分に発揮し、さらなる成長に向けて、価値のある成果を出していただくため、私が期待することをお話しする。

第一に、しっかりとした基礎を身につけてもらいたい。ここで言う基礎とは、業務における知識や技術・スキルだけではなく、挨拶や整理整頓等も含まれる。これらができないと、いくら知識や技術があったとしても、仕事は任せられない。まずは基礎を押さえることが、社会人としての第一歩だ。

第二に、失敗を恐れず、何事にも何度でも挑戦してほしい。2016年に引退した将棋の加藤一二三 九段は、通算勝利数は歴代3位の1324勝をあげるなど華々しい活躍をした。そんな偉大な棋士にも、実はもうひとつ誇るべき偉業がある。それは「通算1180敗」という歴代1位の敗戦記録だ。大切なのは、負けても挫けずに何度でも立ち上がる不撓不屈の精神だ。社会人となって、今後さまざまな困難にぶつかるだろう。しかし、失敗を重ね、そこから学んだ者だけが、大きな成功を掴み取ることができる。

第三に、自ら主体的に考えて行動せよ。グループ全体の方向性、所属する会社や部署の役割を把握し、その時々で、自分がすべきことは何かを考え、実行する人間になってほしい。そのためには、普段から広くアンテナを張り、自己を磨き続けることが重要だ。

現在アークレイは、臨床検査事業を核に糖尿病検査や尿検査のほか、遺伝子検査や動物医療、オーラルケア領域へと事業領域を拡大している。また、日本を含め13ヵ国に拠点を持ち、グローバルに事業を展開している。しかしながら、既存ビジネスに安住していては、時代の波に取り残されるだろう。アークレイの強みを生かしつつ、不撓不屈の精神で新たな分野に挑戦し続ける。新入社員の皆さんには、先輩社員から多くを学ぶと共に、アークレイに新しい風を吹き込んでくれることを期待している。

アークレイは、1960年に産声を上げ、2020年には創立60周年を迎える。先人たちが叡智を結集し、さまざまな苦難や試練を乗り越えて、現在のアークレイがある。新入社員の皆さんは、これまで諸先輩方が培ってきた有形・無形の財産、DNAを引き継ぎ、それを育み、発展させていく役割を担う仲間となった。一人ひとりの成長が、必ずやアークレイの成長、発展の強い後押しとなる。共に成長していこう。

アークレイ株式会社
代表取締役 執行役員社長 松田 猛