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2020年4月21日

糖尿病管理アプリにテレビ電話機能を追加

- オンラインでの糖尿病診療にも活用可能 -

アークレイ株式会社は、スマートフォン用糖尿病管理アプリスマートe-SMBG 」にテレビ電話機能を追加します。本アプリは「血糖値管理」「食事記録」「歩数計」「バイタル管理」などのメニューを搭載し、現在10万を超えるダウンロードがあり、医療機関が使用する「e-SMBGクラウド」と連携させ糖尿病の自己管理をサポートします。すでに「e-SMBGクラウド」を使用する医療機関に加え、新たにWebサービスの「e-SMBGクラウド」に登録する医療機関もすぐに「スマートe-SMBG 」を使用している糖尿病患者さまとつながり、データに加えて顔色や表情などを確認しながら診療することが可能となります。オンラインでの糖尿病診療にさらに活用いただけるサービスとなり新型コロナウイルスの二次感染の抑制にも貢献するものと考えます。

アークレイ株式会社(以下、アークレイ)が開発・提供する「スマートe-SMBG」は、「血糖値管理」「食事記録」「歩数計」「バイタル管理」などのメニューが搭載された糖尿病管理用アプリです。2012年のサービス開始以来、1型糖尿病の患者さまを中心に利用が広がり現在10万を超えるダウンロードがあります。

血糖自己測定器からのデータ転送も可能で、医療機関が使用する「e-SMBGクラウド」とのデータ連携・共有もできるため、患者さまが自宅にいながら医師がデータを確認し電話でコメントをするなど、遠隔診療での活用も進んでいます。

現在、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の二次感染を抑制するため、日本でもオンライン診療の規制緩和が進んでおり、初診からスマートフォンなどのビデオ通話や電話での診療を許可するなど柔軟な措置が取られています。

慢性疾患である糖尿病は血糖コントロールや薬剤投与のため定期的な通院が不可欠ですが、COVID-19の二次感染を避けて通院患者さまは減少傾向にあり、それが治療の自己中断や良好な血糖値の維持困難につながる恐れも示唆されています。また、糖尿病患者さまは他の生活習慣病も併発していることが多く、感染した場合は免疫力の低下から重症化しやすいとも言われており、通院リスクを回避する観点からも遠隔診療のニーズが高まっています。

一方で、オンライン診療を開始するには患者さま、医療機関の双方がシステム導入などの環境を整備する必要がありますが、「スマートe-SMBG」と「e-SMBGクラウド」をすでに利用の際はそのような煩雑な作業の必要なくテレビ通話機能を使用することができます。また、新たに「e-SMBGクラウド」を登録する場合でも使用料の必要なく、「スマートe-SMBG」利用者とスムーズにつながることが可能です。データに加えて顔色や表情などを確認しながら診療できるため、オンラインでの糖尿病診療にさらに活用いただけるサービスとなりました。 患者さまにとっては通院や待ち時間の削減に加え、自宅で安心して診療を受けていただけるため、COVID-19の二次感染の抑制にも貢献するものと考えます。

今後もアークレイは、糖尿病患者さまのQOL向上や医療機関との連携をサポートするサービスを拡充してまいります。

○ スマートe-SMBG
糖尿病患者さまにとって有用な"血糖値管理"や"食事記録"、"歩数計""バイタル管理"などのメニューを搭載したアプリ。血糖値の変動と、血糖値にかかわる食事や運動などのデータが一目でわかり、簡単に記録 とチェックができるので、生活習慣の改善に役立てられます。利用に際し登録・使用料はかかりません。
http://e-smbg.net/app/

○ e-SMBGクラウド
医療従事者が使用するインターネット上での糖尿病データ管理を実現したサービス。血糖値やHbA1c値、体重など、糖尿病管理に必要なデータを入力、管理することができます。利用に際し登録・使用料はかかりません。
http://e-smbg.net/

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患者側
「スマートe-SMBG」

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医療者側
「e-SMBGクラウド」

サービス概要

名称 スマートe‐SMBG(iPhone版/Android版)
リリース時期 2020年4月中旬
必要スペック iOS10以降/Android OS 5以降
アプリ入手方法 App Store もしくは Google Playストアからダウンロード

本サービスは「ユニバーサルヘルスウエア有限会社」が提供します。「ユニバーサルヘルスウエア有限会社」はアークレイの国内グループ会社です。