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2020年7月14日
独自技術で肺炎マイコプラズマを早期に高感度検出
アークレイが販売を開始する「マイコプラズマ抗原キット リボテスト マイコプラズマ」は、抗原抗体反応を利用したイムノクロマト法により、 咽頭から採取した検体(咽頭拭い液)を用いて肺炎マイコプラズマ抗原を検出できる迅速検査キットです。検体を採取した綿棒を抽出液に浸し、抽出された液を滴下するだけの簡単操作で、滴下後15分で判定が得られます(15分未満でも陽性の反応が認められることがあります)。
マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、1年を通じて感染が報告されています。発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状があり、小児や若い人の肺炎の原因として比較的多いもののひとつで、重症化することもあります。本キットを用い肺炎マイコプラズマを高感度に検出することで、患者さまへ適切な投薬を早期に行う一助となります。また、感染拡大防止の観点においてもお役立ていただけると考えています。
アークレイは、インフルエンザウイルスをはじめとする感染症の診断システムを開発・提供しています。今後も感染症診断項目の製品ラインアップ拡充を通して、医療機関のニーズに応えていきます。
○ 生菌を高感度に検出
独自の微生物検出抗体技術「モノクローナル抗体技術(L7/L12)※1」を用いて、肺炎マイコプラズマを特異的に検出※2します。この技術は生菌に対する感度が良いため、早期に診断ができ適切な治療開始を可能にします。
※1 リボソームを構成するリボソームタンパク質の一種である"L7/L12"の中に存在する、菌種ごとに固有な領域を識別する技術。
※2 培地を用いた肺炎マイコプラズマの増殖とL7/L12抗原の推移を評価した結果、培養4日目にマイコプラズマ生菌数の濃度と並行する形でリボソームタンパク質「L7/L12抗原量」もピークを迎え、その後、減少を認めました。そのことから「菌量」と「L7/L12抗原量」には相関性が認められ、感染症の治療効果判断の指標のひとつになると考えられています。
○ 短時間で判定可能
15分で判定できます。(15分未満でも陽性の反応が認められることがあります)
名称 | マイコプラズマ抗原キット リボテスト マイコプラズマ | |
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発売日 | 2020年7月15日(水) | |
仕様 | ||
測定対象 | 咽頭拭い液 | |
測定項目 | 肺炎マイコプラズマ抗原 | |
測定原理 | イムノクロマトグラフィー法 | |
測定時間 | 15分 | |
貯法 | 1~30℃、15カ月 | |
包装単位 | 10テスト(テストプレート 10個、抽出液(抽出チューブ) 10本) 付属品:綿棒 10本、フィルター 10個、チューブスタンド 1個 |
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販売価格 | 希望納入価15,000円(税別) | |
承認番号 | 22400AMX01479000 | |
製品区分 | 体外診断用医薬品 | |
クラス分類 | クラスⅢ |
この製品は「アークレイマーケティング株式会社」が販売します。
「アークレイマーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。