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2012年4月16日
血液中の乳酸は、運動生理学研究やスポーツにおける科学的トレーニングの現場において必要不可欠な指標となっています。現場で簡単に乳酸の即時検査が可能となることが、研究や治療の大きな助けとなります。
このようなニーズに対し、アークレイは1997年2月に「ラクテート・プロＴＭ」を発売し、乳酸測定器の大幅な 小型化を実現しました。このカードサイズの測定器により、場所を選ばす手軽に乳酸測定ができるように なり、さまざまな検査現場をサポートしてきました。
そしてこのたびアークレイは、簡易血中乳酸測定器 「ラクテート・プロ™2 LT-1730」 と、その専用試薬である血中乳酸測定用電極 「ラクテート・プロ™2 センサー」 を新たに発売します。測定時間はこれまでの 1/4※の15秒、必要な血液量はこれまでの1/10以下※のわずか0.3μLと、基本性能を大幅に向上させました。また試薬ロットの補正操作も一切不要となり、使用時の手間の軽減のみならず誤った補正をするリスクを回避できます。
アークレイは、これからもさまざまな検査のニーズに対応していきます。
※弊社従来品比
「ラクテート・プロ™2 LT-1730」
「ラクテート・プロ™2 センサー」
●業界最小クラスの簡易血中乳酸測定器
どこでも携帯できる手のひらサイズで、場所を選ばず乳酸の即時検査に対応します。
●必要検体量はわずか0.3μL
新開発の専用センサー（試薬）により、弊社従来品比1/10以下の血液量での測定を実現しました。
●測定時間は15秒
指先から採取した血液で、その場ですぐに測定できます。専用センサーに血液を点着してからわずか15秒で測定結果が表示されます。測定時間は弊社従来品の1/4です。
●補正操作不要
これまで必要であった、専用センサーのロットごとの補正操作（測定前に補正チップを差し込む）
が不要となりました。測定の手間を大幅に軽減し、誤った補正をするリスクを回避できます。
持久的運動能力を必要とするスポーツ（サッカー、水泳、陸上など）では、血中乳酸測定を利用して科学的 トレーニングが行われています。運動強度を上げると血中乳酸濃度も上がっていきます。この変化を測定し、 乳酸濃度が急激に上がるポイントを遅らせるトレーニングなどが行われます。
