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2015年10月22日

世界の糖尿病患者さまをサポート
海外向けに血糖自己測定器を新発売

アークレイ株式会社は、海外に向けて血糖自己測定器「GLUCOCARD S」「GLUCOCARD S onyx」を2015年10月下旬より販売します。

近年、世界の糖尿病患者さまは3億8,670万人に上り、2035年には5億9,200万人※1に達するといわれています。糖尿病は、糖尿病網膜症や糖尿病腎症などの合併症を引き起こす危険があり、その予防のためには、患者さま自身が病状を正しく認識し早期から血糖値を管理することが重要といわれています。

このたびアークレイ株式会社(以下、アークレイ)が発売するGLUCOCARD S(グルコカード エス)GLUCOCARD S onyx(グルコカード エス オニキス) は、アークレイの海外向け血糖自己測定器ブランドの最新モデルです。血糖自己測定器に関する規格であるISO 15197.2013※2で定められた機器の精確性やヘマトクリット※3などの干渉物質の影響に関する要求事項を満たした測定器です。

アークレイは、1970年に世界で初めて簡易型血糖測定器の開発に成功し、以来40年以上にわたり血糖自己測定器「グルコカードシリーズ」や糖尿病管理システムの提供を通じて、糖尿病療養とその指導にあたる医療現場へのサポート、患者さまのQOL向上に尽力しております。アークレイは、今後も世界各国・地域のニーズに適応した製品を迅速に供給し、糖尿病医療の現場をサポートします。

【製品の特長】

○高精度測定
ISO 15197:2013に準拠した精確性を保つ高精度測定を実現。ヘマトクリットの影響を補正し測定結果を出すことができます。

○迅速・簡単測定
測定時間はわずか5秒。スピーディーに測定することが可能です。

○微量の全血検体で測定
指先から0.3μLの微量全血検体で測定できます。

○USB・Bluetooth接続でデータを簡単管理
特別なケーブルは必要なく、USBでPCにデータを移行し、血糖管理を簡単に行うことができます。

※ Bluetooth接続対応機種は、GLUCOCARD S onyxのみです。

○センサー廃棄レバーを装備
センサー廃棄レバーを押すと使用済みのセンサーが排出されるため、血液に触れることなく、清潔・安全に使用できます。


「GLUCOCARD S」(左)
「GLUCOCARD S onyx」(右)

語句説明

※1 糖尿病患者数の推計
「糖尿病アトラス 第6版 2014 UPDATE」(2014年11月/国際糖尿病連合(IDF)より

※2 ISO 15197:2013
ISO 15197は「体外検査システム-糖尿病管理における自己測定のための血糖モニタリングシステムに対する要求事項」で、血糖自己測定機器に関する規定であり、機器の性能を評価する基準として2003年より運用されています。
血糖自己測定器のさらなる精度向上のため、要求事項の厳格化が臨床現場などから求められ、改訂版であるISO 15197:2013が2013年5月に発効され、精確性について許容幅が厳しくなったほか、2003年版にはなかったヘマトクリットの影響に関する要求事項が規定されました。

※3 ヘマトクリット
血液の中で赤血球が占める割合

GLUCOCARD S・GLUCOCARD S onyxの概要

名称 GLUCOCARD S GLUCOCARD S onyx
発売時期 2015年10月下旬 2015年10月下旬
仕  様
   測定項目 血液中のグルコース 血液中のグルコース
   測定範囲 10~600mg/dL(0.6~33.3mmol/L) 10~600mg/dL(0.6~33.3mmol/L)
   必要検体量 0.3μL(全血) 0.3μL(全血)
   使用センサー GLUCOCARD S 専用センサー GLUCOCARD S 専用センサー
   測定時間 点着検知後5秒 点着検知後5秒
   記憶データ数 500測定 500測定
   使用環境 温度:8~40℃、湿度:20~80% 温度:8~40℃、湿度:20~80%
   電源 3V:リチウムコイン電池×1 3V:AAA(1.5V×2)
   外形寸法 84.0(高さ)×50.0(幅)×17.6(奥行)mm 94.0(高さ)×57.0(幅)×18.5(奥行)mm
   重量 47g 70g
販売エリア 日本以外の全世界
※日本国内での販売予定はありません。

 

この製品は「アークレイグローバルビジネス株式会社」が販売します。
「アークレイグローバルビジネス株式会社」はアークレイの海外販売統括会社です。